【column】Hyggeと美容のことと
何年か前に、本屋さんで特集が組まれていて、購入したHyggeの本。
先週から今週、なんとなくずっとお天気の悪い中で、読み返していたらとても温かな気持ちになりました。なので少しご紹介したいなと思います。
Hygge(ヒュッゲ)とは何か?
「世界で一番幸せな国」と言われる北欧の国デンマークで、古くから人々の間に親しまれてきたシンプルでありながら豊かな暮らし方、生き方を指しています。
上位は北欧諸国で、日本は今年58位。興味のある方はこちらに↑
日本でも数年前からは耳にする言葉になりましたが(例えばコスメキッチンなどでは特集していることもありました)、今回改めてじっくりと本を読んでみて、一番に思ったことがあります。それはヒュッゲとは概念であって、近い言葉で形容することはできても、それを文字で表すのはなんとも勿体ない(ヒュッゲの素晴らしさに相応する言葉が見つからない)と感じたことです。
そしたら、文中にすっきりとそれを表現する、ある作家の言葉がありました。
ヒュッゲは訳すべき言葉ではないー
感じるべき言葉だ
トーブ・マレン・スタッケスタッド
"Don'think Feel"
ここにもヨーダ先輩の教えと通じるものが…
キーワードとなる言葉は沢山あって、「心地よさ」「安心感」「リラックス」「自分らしさ」「温かさ」「ノスタルジック」「繋がり」「穏やか」「ゆるむ」「オーセンティック」…
特別なことは何一つなくて、日常の中から、心地よさを見出だし、幸せに生きるための知恵を実践し、今を大切に生きてきた、(それが一番スペシャルだと思う!)デンマークの人々の、生活の知恵、人生の知恵、それらを古くから受け継いできた文化がヒュッゲであると、私は咀嚼しました。
日本でも、例えば「だんらん」という言葉は、ヒュッゲの概念に近いのかなと思いました。
こどもの頃、年末におばあちゃんの家へ行くと、大きなテーブルで、みんなでおばあちゃんのご飯を食べて、その後もホカホカの部屋で、テレビをつけながらおしゃべりをして、眠くなった頃に、車に乗せられ、寝落ちする…という、私の中にある古くて温かな記憶です。
ヒュッゲだったなと。
私の読んだ本はね…
デンマークに生まれ、幼い頃にカナダに引っ越した著者(お父さんがデンマーク人)が、自らヒュッゲの実体験やお父さんの話をもとに、概念から、具体的なヒュッゲについてを簡単に記している本です。もうすでにやっていることへの深みが増したり、取り入れようと思えることだったり、ハッピーなヒントをもらえる内容です。
私はというと、もっと心地よく生きちゃおう!(今も充分幸せですが)とドッシリ思えたのと、新たに楽しい気持ちになったり、心が温かくなりました。
お料理のレシピなんかも載っていて、眺めているだけで、北欧のキッチンの香りがするようで楽しかったです。
自分の考える美容とも関連が
情報が溢れ、物が溢れる日本。そしておそらく、化粧品フリークの人は私のブログを見にこないであろうし、美容にお金をかけている人もあまり来ないだろうと思っています。
それは、私自身、歳を重ねる毎に、「人生を豊かに生きる」ことだったり、「美しさとは何か」考えることも、どんどん変化していて、よりシンプルだけど大切なこと、美容であれば、「モノ」より先に大切な「コト」とは何か?を考える機会が増えているからです。
なので、このニッチな部分に共感してくださっているほんの少しの方に、大切に届けられればいいなと思っています。そんなことを、ヒュッゲの本を読んで、改めて思いました。
少しだけ美容サイトのイメージを…
最近は整え期間で、アウトプットが少なくなっているのですが、着々と2020年にスタートを切りたいことはコツコツと進めています。このブログも私のサイトに移して、「誰も教えてくれない美容のベーシック」など、動画と紐づけて、コンテンツ作りを考えています。^^少しだけイメージを。
かっこいい&優しい&センスの良い素敵(重要)なエンジニアのお兄さんが作ってくれています
ではでは今日もお疲れさまでした。温かな夜をお過ごしください。
かい