【journal】直感で行きたかった場所に行ってみた話
先日。一度行ってみたかったお寺に足を運んできました。
福岡の糸島市(佐賀の伊万里焼の伊万里のお隣)の山の上にある雷山千如寺大悲王院。
1000年を越える歴史あるお寺で、一度そこに鎮座する観音さま(十一面千手千眼観音立像)にご挨拶したかったのです。特に、仏教に造詣が深い訳でもないのですが、こればかりは直感。
境内に入るとまず、樹齢400年の大楓。
本堂では撮影できなかったのですが、鎌倉時代に造られたとされている約5メートルの観音様は圧巻の迫力。その場の空気が少し冷たくなる、静まるような気が、観音様のまわりに漂っていました。
何より観音さまは、ずーっと眺めていられるくらいとても穏やかで柔らかなお顔立ち。眺めているこちらの目も自然と細くなりました。
お経をききながら、観音さまを拝み、手をあわせました。日常とは身も心も離れた場所で、「静」を感じる何とも得難い貴重な時間でした。
廊下で静かに座りながら、そよそよ揺れる緑と流れる気を感じ、外の景色を眺めました。
先ほどの大楓も、お寺の廊下に座りながら鑑賞できました。
色んなところに仏様。
この風景を見たときに、唐突に宮本武蔵の中で出てくる柳生のお屋敷がある里(本当は奈良だけれど)を連想しました。深い山々は、両親共に神奈川出身で、田舎といった田舎のない私にはとっては、すごく心に残った美しい景色でした。
もみじと本堂で買ったお札をお土産に。バスを待っている間に、ノートの間に挟みました。
ここに行くまでの道中も、割とどこへ行くにも足取りは軽いのですが、今回は自分の体力との計算もあり、あまり寄り道できず、割と私としては、のら猫(気ままな寄り道)度の低い旅路でした。その中でも、海沿いを走るローカル線が素晴らしく、このままず〜っと乗って行きたいなあと思って脱線しそうになったり、バス停をしっかり間違えたり、珍道中であったのはいつものこと。
最後に、日常に役立ちそうなありがたいお言葉があったので貼っておきます。4がかっこいい…。
またいつか、今度は雪景色を見に行きたいなと思います。
かい