【journal】土曜日の読書
昨日、お昼にふらっと目に入った古書のお店。
軒先に「この棚の本は100円です」と手書きの古びたシールが貼ってある棚があり、足を止めました。
どんな本が置いてあるのかな〜と、眺めていると、何冊か「あっ懐かしい」という本や、いつか機会あれば読んでみたいなと思っていた本や、ほんとは読むべきだよなあと内心思う昔の日本文学の本など…が目に入った。
その中で、棚から取り出してみたのが、村上龍の「限りなく透明に近いブルー」
専門学生の頃に、地元の駅から渋谷へ通う通学電車の道中、読んだのが最後の記憶。後ろのページをめくると、第1版が1978年。
パラパラとページを捲りながら、40年経っても、全く色褪せない表現の世界に引き込まれた気がして、パタンと本を閉じてレジへ。
レジをしていたお話好きの年上のお姉さまが、「昔読んだ本をさ、また歳取ってから読むの良いのよ。また響く、感じるところが違うから。」
「あら、これ随分茶色くなってるね。50円で良いよ」
村上龍さんごめんなさい。50円でまた読ませていただきました。
家に戻ってから、飼い猫のお昼寝を横目に、陽に当たりながらゆっくり読書。
スマホで色々できるようになって、それは本当に便利で助かるのだけれど、
なかった時に豊かだったこと(私の場合は本に触れる機会が今より多かった)は忘れずに、上手に折り合いをつけるのが自分にとってはバランスの良いことなのだろうと思います。
あと、歩きスマホは本当に危ないね。
妊婦さんだったり、年配の方や、目の見えない方はドキドキしているはずだから、もっとみんなやめると良いなあ。 私はだいたいあたりを見渡しながら歩いている(基本のんびり)ので、こっちがヒヤッとすること多いです。でも行き先やお店を検索していたりすると、不注意になりがちだから気をつけようと思います。
実家の柚子がいい感じに色づいてきました。
年の瀬に向かっていく、11月後半。
明日からも元気に過ごせますように。
かい