あっけらかんBEAUTY BLOG

はじめまして、Kai です。日常の美容を楽しみながら、心地良く、明るく、前向きな…想いを届けられますように。

【column】お味噌汁が美味しいのと気になっていたあの子のこと

お味噌汁が美味しい季節。

 

昨日は朝、茄子と茗荷だったのを…

夜はキャベツを足して卵を落としました。

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まったく美味しそうに見えないのだけれど、味噌汁のキャベツ…わたし好物です。

 

鎌倉からはるばる来た里芋があるので、今夜は里芋の味噌汁かなと思いながら朝の電車移動中です。

 

いつも通る家の近くの緑道に、8月のお盆前までは夜になると、よく見かけていたハチワレの猫ちゃんがいました。

 

ものすごく毛が汚れていて小柄。おそらく老年。だけれど夜見かけるたびに、「今日も生き抜いてやったぞ」と言わんばかりに、ゆっくり毛繕いをしていました。その姿が印象的で、なんとなく、通りかかると私はその子の姿を探していた。

 

その姿が夏の終わりに突然見えなくなった。近所の見守りさんが、ご飯をあげていたらしき食器も、区の緑道清掃のタイミングで、お茶碗が重ねられ、片付けられていたので、亡くなってしまったのかなとすこし悲しく思っていました。

 

一度、夜中にぐったりしていたところを見かけて心配になり、脱水症状には摂りやすいチュールをあげにきたことがありました。(もちろん食べ終わるのを見届けて片しました。) 我が家のれいちゃんと比べると、すごくすごくゆっくりなペースで食べている姿を見て、相当弱っているのは感じたので、その子にとっての、寿命を全うしたならよかったなとも思っていました。

 

でもなんとなくずっと心のどこかで気になっていて。

 

ふと昨日、夜寝る前に、その猫のことを思い出し、色々なワードを組み合わせてTwittergoogleで検索をしていたら、なんと出てきたのです。気に掛けていた方が、様子を見かねて保護をして、獣医さんに連れていき治療をしながら里親の募集をしていました。

 

色々病気も患っていて、歯も全部なかったようです。毛がとても汚れていたのは、歯が無くて、毛繕いができなかったためでした。歯がないということは、猫が生きるための栄養を外の世界で摂るのは安易ではなく、痩せ細っていたことにも納得し胸が痛みました。

 

もう募集は終わっていたので、もしかすると亡くなってしまったのか、最期をみてくれる家族に出会えたのか、わかりませんが…

 

ただ、夜の街灯の合間の闇の中で、その子が毛繕いをする姿が、今も胸に思い浮かびます。

 

猫って、どんな姿や状況でも、至って当たり前に、ひたむき。今日を生きることに、ひたむき。

 

そこに感じることがあるから、

ありがとう。

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「あのね、私の飼い主さんボディケアのコラムを書いていたよ。時間がなかなかとれなくて、まだアップできないんだって。でもいいよ、今もブラッシングしてくれるし、私に美味しいご飯くれて私のお家をきれいにしてくれるから。上出来。」

 

れいちゃんより

twitter.com