たるみ毛穴に対しての効果的なケアとは?
みなさまこんにちは。
さて今日は質問BOXに頂いた内容のお話です。ありがとうございます^^
Q.30代のゆるみ毛穴についてブログにあげてほしいです⭐︎
どんな話をしようかなと、少し考えていました。小鼻の横、頰の下くらいに現れるしょぼんとした毛穴。毛穴があることは人間として自然なことだけれど、目立ちすぎてしまうと、疲れ顔に見せてしまう肌印象の1つにもなります。
エイジングで現れる肌の形状変化の一つではありますが、なるべくなら緩やかにしていきたい、そんな気持ちを私自身も込めながら、原因はどこ?化粧品で取り入れるべき有効成分は?実はこんなこともゆるみと繋がっているのよ!な内容を私のリアルな体験に基づいて書いてみたいと思います。
ではではレッツゴ〜〜
- 毛穴のゆるみ=顔全体のたるみから来ている
- プリプリだった肌がどうなるとたるむのか?
- 意外と効果的な顔の体操
- 真皮の簡単な構造
- 血流を悪くする生活習慣に気をつけよう
- お肌のハリ弾力を保つ!コラーゲンを増やすための代表成分
- さいごに
毛穴のゆるみ=顔全体のたるみから来ている
まず、毛穴のゆるみが気になってきた時には、必ず顔全体のたるみも何かしら気になり始めているはず。頰の影だったり口角の影、フェイスラインに変化を感じる方もいるかもしれない。なので、スキンケアとしては、ゆるんだ毛穴に対してのアプローチというよりも、顔全体のハリUPを考えます。
プリプリだった肌がどうなるとたるむのか?
- 皮膚のハリの低下
- 皮下脂肪の増加
- 筋肉の張力の低下
この3つの要因が重なって起こると言われています。化粧品は、1をケアするものなので、あまり教えてくれないのが2と3の事実。下の画像を見てください。お肌を切った断面写真です。
https://precious.jp/articles/-/10252 より画像引用
私が日頃書いている「保湿」の舞台が、一番上の表皮。ゆるみ毛穴にも関わるお肌のハリを支えているのがその下の「真皮」です。白い皮下脂肪の下に、やっと筋肉があります。30代と60代で比較は極端ですが、年齢と共に真皮は痩せて皮下脂肪が増えていくのか…という事実はとてもわかりやすいはず。
おばあちゃんのお肌。よほど乾燥してごわごわしていない限り、とにかく柔らかい。柔らかいのです。2回言っちゃった。それはそのはず、真皮の弾力は失われて皮下脂肪がふわ〜んとしているからです。
意外と効果的な顔の体操
スキンケアのことに入る前に、今どんなお顔されていますか?スマホから顔は近くないですか?口角は下がっていませんか?筋肉は使わないと細く弱くなる性質があるので、顔のたるみの予防として顔の体操はとても有効です。
働き始めたばかりの頃、研修でトレーナーに、「常に見られていることを意識して姿勢と表情には気をつけましょう」と習い、「無表情に気をつけて、奥歯を噛むように、少し口角をあげる」という待機姿勢は、そのまま今も習慣です。若い頃の素直さって本当に宝です。笑
なので日頃の姿勢と表情、疲れてきたな〜眠いな〜と思った時に、大きい口を開けて「アイウエオ」とか「梅干し酸っぱい」の顔をやるだけでも筋肉の良い運動になり、たるみ予防になりますよ。
真皮の簡単な構造
絵描き歌のように想像して頭で描いてみてください。
伸縮性のある細い糸が手元に20本あります。机の上に10本を平行に斜めに置いていきます。残りの10本を交差するように重ねます。そしてそのままでは交差しただけでは、バラバラになってしまうし、タルタルなので、しっかりと張るように交差したところを短いゴムでジョイントします。立派なネット、できましたか?
真皮では、このネットがコラーゲンで、ジョイントした部分がエラスチンと言います。両方とも繊維状のタンパク質です。そして、肌の中ではこれらが3次元に張り巡っている状態です。あいだの空間はヒアルロン酸などのゼリー状の保湿成分で埋まっています。子どものお肌のパンパンさはこの密度ですね…。
そして大切なのが、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を産み出している、頼れるオカンみたいな細胞が真皮内にあります。オカンが元気でないと、真皮は痩せます。オカンは毛細血管から栄養を得て、真皮を構成する成分を産み出しています。
血流を悪くする生活習慣に気をつけよう
ということは、血行不良はやっぱり「超」気をつけるべきこと。先日も年下の友人(26才)が「ほうれい線が気になってきました」と。実は、たるみやハリの低下の悩みは30代以上の女性だけではなく、20代後半になったら、血流を悪くしているであろう生活習慣には目を向けた方が賢明です。
なぜなら、“エイジングの悩み”とは、いきなり出てくるものではなくて、日々が積み重なって出てくるからです。
カチコチの肩や首、体の冷えをそのままにしないように気をつけてください。私自身、20代後半のそれらが酷かった時よりも今の方が肌はきれいになったと実感しています。
血管は肌に息吹を与える命のパイプライン!
お肌のハリ弾力を保つ!コラーゲンを増やすための代表成分
- ビタミンC誘導体
- ナイアシン(ビタミンB3)
- レチノール(ビタミンA)
ビタミンC誘導体は抗酸化作用や美白作用も併せ持つ万能選手。
ナイアシンはコラーゲンを増やしながら肌の代謝を活性化します。全体的に若々しく元気にするイメージ。ナイアシンアミドという成分はSKⅡの代表成分で有名です。
レチノールは肌の生まれ変わりを促すことでコラーゲンを増やします。17年に、レチノールには「シワ改善効果がある」と厚生労働省から承認されています。資生堂さんにレチノール関連の製品は昔から多いです。ただ、皮膚刺激性が高い成分でもあるので、肌の弱い方は注意が必要。ちなみに私は、苦手です。ヒリヒリしてしまいます。
入っている成分から化粧品を探せるサイトを発見したので、興味があったらご参照ください。^^
さいごに
化粧品を賢く取り入れることも大切なのですが、先ほども書いたように、肌に息吹を与えるパイプラインである血流のこと、生活全体に目を向けることが、まずは一番大切です。今日の東京は蒸し蒸しした雨ですが、体を冷やさないように、常温のレモングラス茶を持ち歩いています。肩が凝っているので、夜は少しでもストレッチをしようかなと思っています。
たるみ毛穴には、肌全体のハリを保つアプローチを考えてみることが、お悩み軽減につながります。よかったら参考にしてみてください。
長くなってマラソンさせてしまってすみません。
今日も完走していただき、ありがとうございました。
ちびれい(4ヶ月くらいの頃)
かい