吉川康雄さんへの感謝とCHICCAブランド終了に際しての想い
今日は7月中にどうしても想いを記しておきたかった事を書きます。
今月1日に百貨店で展開しているメイクブランドCHICCAのブランド終了が発表されました。NYを拠点に世界でご活躍されているメイクアップアーティスト、吉川康雄さんが長年ブランドクリエーターを務めていたブランドです。
吉川さんの名前に馴染みのない方でも、この言葉にはぐっと来るはず。
「ツヤ肌メイク」
まさに生み出したのが、吉川さんです。
そしてCHICCAは一言で表すと(言葉は私の勝手な主観です)
“大人が元々持っている透明感や艶の美しさを引き出してくれるブランド”
「美しさは人それぞれ、自分をもっと好きになって、自分の魅力を存分に引き出してね。他の誰かになるようなメイクや、隠すために塗り重ねるメイクではなく、自分の魅力を活かしきるためのメイクを覚えよう。」
そんな吉川さんのメッセージがプロダクト全体に一貫して流れているのがキッカ。そんな風に感じていました。
10年前くらいの私は、ファンデーションにしてもアイメイクにしても、「いかに綺麗に色を塗れるか?」を頑張っていました。
そんな頃だったので、自分の肌色が透けるくらい薄くフィットするファンデーションや、まぶたにのせると、自分のまぶたのくすみと相まって、透けて発色するアイシャドウは衝撃でした。
例えば、「まぶたのくすみは消してから、色をのせましょう」というのが、メイクを習った時のセオリーだったので、それを活かすという発想にハッとさせられました。
吉川さんはまぶたを、“その皮膚の薄さが醸し出す繊細な質感と色素が合わさって実は唇のようにセクシーな皮膚”と語られています。
もう目から鱗でした。どうしてそれを今まで自分は活かそうとしなかったのか。本でそれを読んでから、私はメイク以前に素肌の状態で活かしたい色素や質感はどこだろう…と今日の自分の顔を観察するようになって、それを見つけてから、消さないように、薄く薄くメイクをするようになりました。
それが今日の自分の肌です。
なのでインスタグラムでたまに自然光で肌や髪の様子を加工なく撮っておくことは、私の中の観察日記だったりします。
まだまだ語りたいことは山のようにあるのですが、何を伝えたいかと言うと、このブログをここまで読んでくださっている友人や、いつも丁寧にメッセージをくださる大好きな女性の皆さまは、何かしら私の書くことに、共感してくれる部分があったり似ている感覚がある方なのかなと思っています。
例えば、何歳でも楽しんで魅力的でありたい、自然体できれいを叶えたい、厚塗りはしたくない…などなど。
そんなあなたに!吉川さんのこの本を全力でオススメしたいのです!
昨年末に発売されている吉川康雄さんの新刊。
いくつになってもキレイ!になれる・吉川 康雄 (著) - 世界文化社|書籍・ムック
メイクや美容に対しての考えの幅が広くなって、心が楽になると思います。一生物の考え方はもちろん、とってもわかりやすいメイクのポイントまで教えてくれます。世界的メイクアップアーティストが…です。。かなり贅沢です。
ちょっとずつ寝る前に読み進めると、美のサプリを飲んだような気持ちになるし、ふとした時に読み返すのも楽しいです。
吉川さんのVOGUEの連載はこちら。秋のメイクの妄想を膨らませています。
以前にも吉川さんに触れた記事。
愛を語ってしまいました。
これからも自分を大切に、そのために私は肌を大切に、吉川さんの哲学に習ったメイクで1日1日を楽しみたいと思います。
真夏日の東京でした。
明日からも頑張ろう!
かい