オーガニックコスメは肌に優しい?
本日はこのお題です。
Q.オーガニックコスメは肌に優しい?
A.必ずしも優しいとは言えません。(肌に対して、刺激やかぶれが起きるか起きないか?という観点で答えます。)
理由1:一括りにできない日本のオーガニックコスメ
オーガニックコスメ、好きな化粧品に巡りあうと本当に気持ちが良いです。私も大好きです。
ただ現状、日本国内では、“オーガニックコスメです”と明記するのに、細かな決まりがないのが事実です。なので例えば英国を代表するブランド、ニールズヤードのように、本物を届けている素晴らしいブランドもあれば、雰囲気だけでオーガニックを醸しているような化粧品も、あります。
なんと選びにくい!…これだけでも話が重すぎるので、選び方はまた別の記事でお届けすることにします。
そんなことから、オーガニックコスメと一括りにいっても様々な化粧品がありすぎるため、それを優しいか?優しくないか?というのは、答えるのがあまりにも難しいと感じます。
理由2:植物抽出物だから優しいは盲信
食の安全性やオーガニック食材・食品への関心の流れから、オーガニックコスメを手に取る方がとても増えたと思います。そういった関心の高い方にとって、化粧品でも無農薬の植物成分というのは、とてもイメージが良いと思います。もちろん良い!^^のですが、「万人の肌に優しいか?」という問いに対しては、NOです。
例えばトマト。ビタミン類だけでなくて、カリウムやリコピン、食物繊維など様々な成分で構成されていますよね。
このように植物抽出物は、化学式で表すと、何10・何100種類の化学式で表される物質です。
構造の複雑さ故に、肌に塗布した時に、かぶれたり、刺激になることも人によってはあるということです。中には、天然成分に含まれる不純物でアレルギー反応を起こすということもあります。
反対に、50年以上も安全性が認められている合成物質も数多くあります。
なので、化粧品成分において、“肌への優しさ”を「天然成分は善で、合成成分は悪」というのは、ううううーーーーん、一筋縄ではいきません。
Q.じゃあ何が肌に優しいのよ?
敏感肌用の化粧品の表示に見覚えがあると思います。
合成界面活性剤フリー/合成香料フリー/合成着色料フリー/紫外線吸収剤フリーなど。
“肌のデリケートな(時)方が刺激になる可能性の高い添加物や成分を含まないですよ”という意味です。なので、こういった添加物を多く含まないものを使うというのは、一つ肌にとって優しい選択と言えます。
ただここに関しても、合成界面活性剤も様々な種類がありますので全部が全部刺激性が強く、悪いわけではありません。肌に対して刺激性が少なくなるように、他の成分とバランスをとっている化粧品も見受けます。このような問題をネットで検索すると、ある一部分だけを切り取り、ものすごく極端な書かれ方をしているのが、少し気になります。
自分の肌履歴を把握して化粧品トラブルを回避
今までどんなもので荒れたかな?痒くなったり、赤くなったり、ポツポツができたり…自分なりの履歴をしっかり把握しておくことが大切だと思います。正体を特定できなくても、あれ系の〜〜とかでも参考になります。
そのくらい、何に反応してかぶれや痒みを起こすか?というのは人によってことなるからです。
ちなみに私の肌の場合は、
- アルコール(赤くなりやすい、ひりつく)
- 合成香料(香りに負けやすい)
- 汗(かゆくなる、そのため夏は長時間すっぴんでいたらカブレる)
こんなことがわかっています。汗かぶれは、これからの時期、私も!という方がいるかもしれません。対策は、何かしらの薄化粧はして、フェイスパウダーで肌の表面をさらさらにしておく。これがベストです。あせも対策のベビーパウダーに似てるかな。
ちょっとヘビーな文章を…
今日もここまで読んでくださって、ありがとうございました。
何かの助けになれば幸いです。
以下参考文献↓
かい