目に見えない砂時計
みなさまこんにちは。
連休の日曜日、どんな風にお過ごしでしょうか?
今朝のれいちゃん
私はというと、数日所用で家をあけてドタバタとしていて、昨日の夜遅くにやっと自宅に戻りました。夕飯を作る前のこの時間、ホッと一息ついています。これでゆっくりと文章を綴れます。
移動中、数冊、本を読んでいたのですが、少し心に残るお話があったので記したいと思います。
昔、よくしてくださった上司がオススメしてくれた哲学本で、買ったまま実家の本棚に眠っていて、先日ふと、目にとまったので手に取りました。
内容は、人生についての大きなテーマで、ドイツの哲学者フリードリッヒ・ニーチェの思想を抜粋した部分などもあり、読み終えた感覚としては、重さもありますが、今だからこそ、心に刺さる言葉がありました。きっと購入した時の20代の私は、あまり面白くないなとパラ見して、本棚にそっとしまったのだと思います。笑
その中で、いつか必ず来る自分の死、もしくは身近な人の死を、絶えず忘れずに、その一瞬を感謝して、生き切ることの大切さを感じられる一節がありました。
それは、私たちの傍に必ずある、「目に見えない砂時計」という心得です。
残された砂の量は見えない。
そのため、いつ砂が落ち切るか、わからない。
ただ、さらさらと砂が落ちる音だけが、聞こえてくる。
このさらさらという静かに落ちる砂の音を想像すると、過去に囚われることもなく、未来に心を奪われることもなく、「いまここ」に、静かに火を灯すように集中できると感じました。
過去はない。
未来もない。
あるのは、永遠に続く、いまだけだ。
いまを生きよ。
いまを生き切れ。
出典:PHP文庫「未来を拓く君たちへ」著者・田坂広志
人生を一言に考えたら、私は、感謝にはじまり、感謝に終わりたいと想っています。
だからこそ、これからどんな志を強く持って、どんな仕事をしていくのが、自分の力を活かして社会にお返ししていけることなのだろうかと、最近、真剣に考えるようになりました。
きっと、目の前の日常、「いまここ」に集中をして淡々と生き切る中で聴こえてくる答えがあると思っています。そのためには、耳をすませて、毎日を明るく感謝して生きることが大切なのかなと、感じています。
昨日、電車に乗っているとき。ある駅で、小さな女の子を抱えた外国の女性が、大荷物で不安そうな顔で乗ってきました。ちょうど自分の近くの席が広く空いたので、呼びかけて、荷物を手伝いました。女の子も不安な顔をしていたので、しばらくアンパンマンのお話をして遊びました。やはり小さな子を連れて大荷物で乗り換え(東京の地下鉄は駅によっては難しい上、エレベーターが混みすぎる。。)が不安だったようで、なるべく行きやすい経路を伝えましたが、、無事におばあちゃんの家に着いたかなと、今ふと思いだしました。
お出かけされる方もお仕事の方も、明日からの1週間が楽しい日々になりますように。
肌寒いので、今晩は生姜たっぷりスープを作ります。
ではまた。
実家の海からは富士山が望めます 大好きな波の音に癒されました
かい